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ピースサインの思い出
もう10ウン年前、私が大学生の頃、夏休みにZZ-R1100の友人と（当方KDX200SR^^;）九州、四国ツーリングに行った時の話です。 阿蘇のやまなみハイウェイを走り、バンガローなんかが立ち並ぶ木立の中を走っていた時、前を走っていた友人がいきなり木立の中に向かって手を振り出したんです。 最初なにやってんや〜と思ってたのですが、そこを通り過ぎる瞬間、木立の間に可愛らしい少女が居て、手を振ってくれているではありませんか！あっ、と思った時にはすでに彼女は遙か後方へ… あの夏の日を思い出す時、あの時の彼女の寂しそうな表情が今も忘れられません… 折角手を振ってくれたのに御免っ…
関東で仕事をしていた（7〜8年前）頃、KLX250ESでツーリングに出かけた帰り道。前方をハイエースが走ってました。ふと、後部座席の5歳位の男の子と目が合ってしまい、「ここはピースサインを出すしかない！」ビシッ(^_^)vとな。 するとその男の子はフイッと前の座席に引っ込んでしまいました。「ありゃりゃ怖がらせたかな…」と思った瞬間、どわ〜っと後部窓に5人ばかりの子供達がすずなり状態で現れ、皆溢れんばかりの笑顔でピースしたり手を振ってくれたり〜。 皆を呼びに行ったんですね〜。それから暫くの間、子供達とじゃんけんしたり撃ち合いの真似事（「バーン」「うあっ、やられた〜」とかいうやつですね）したり。 五分ばかりそうこうしていると、子供達に混じって母親らしき人が出てきてこちらを見てニッコリと会釈をしてくれました。その笑顔がとても素敵で「あ〜きっと優しいお母さんなんだろうな〜」と、とても嬉しくなり、思わずサービス根性がムクムクと…。 バイクの上にガバッと立ち上がり、シートを跨いでシートに横座りし直してピース(^_^)v（ちと危険…反省） 途端、子供達から大喝采。別れ際に、運転されていたお父さん（らしき人）もこちらに会釈してくださいました。子供達も見えなくなるまで手を振ってくれて、とても楽しいひとときでした。
スクーターといっても、原２なので、ツーリングしていても、いろんなバイクとすれ違うたびにちょっと恥ずかしかったのですが、オフロードのお兄さんが、突然、頭をこくりと挨拶（ピースではありませんでしたが。）してくれました。 内心「えっ！！」って思い、すぐに、私も、慌てて、会釈しました。そのあと、なぜか、胸が熱くなったのを覚えています。 誰もいない、山の奥深く、癒された孤独感と、バイクでつながっている、一体感の心地よさ・・あのときのお兄さんありがとう。 |
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