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日本一広い村の小さな温泉、『つるつる乃湯』
■ 渓流を見ながら入る湯 中へはいると、大人5人ほどで窮屈になりそうな小さな脱衣所があります。有名な観光地ではないので訪れる人も少ないので、このくらいの規模でも問題はないのでしょう。湯船も3m四方程度の大きさなので多くの人が一度にはいることはできません。窓からは上湯川が見下ろせるのですが、とりとめて景色がいいというようなものではありません。しかし、山の中にひっそりとたたずむこの温泉は、静けさに価値があるのでこれでいいのだと思います。本当にこのお湯に浸かりたい人だけが訪れる今の雰囲気を大切にして欲しいと思うので、立派な設備がない今の方がいいのだと思います。 お湯は、無色透明で、熱くもなく温くもない適温でした。受付にいたおばあさんとお話したら、「源泉74℃だけれど引き込むまでの距離があるので、加水はホンのわずかです」とのことでした。そして、そのおばあさん曰く、「山の向こう(と言ってもかなりの距離があります)の龍神温泉のお湯(日本三美人の湯)よりもいいんだよ(※)。私を見ればわかるだろ」と、地元の人には自慢の湯だそうです(笑)。確かに肌がすべすべする感じで、しかもかけ流しですから自慢するのもわかる気がします。余談ですが、湯上がりになかなか汗が引かなく、革パンツは無理矢理はいたものの体が火照って革ジャンが着られないので、受付のおばあさんとお話しをしながら涼んでいました。 ※:泉質は、龍神温泉の「ナトリウム炭酸水素塩泉」と同じすが、「どちらがいい」という根拠はありません。 ■ 野猿 つるつる乃湯のすぐ横に十津川独特の『野猿』(やえん)があります。この野猿は、両岸から川の上に張ったワイヤーロープに、写真の屋形を取付人力ロープウェイです。ロープウェイというと聞こえはいいのですが、引き綱を自の力でたぐり寄せながら動かします。昔は、村内に多くあり交通手段として活用されていたそうですが、今は観光用に何カ所かにあるだけで、このつるつる乃湯の前身である上湯温泉の時にもありましたが、現在は写真のように綺麗に作り直されています。時間があれば、少し乗ってみるといいかもしれませんね。 次のページで、具体的な場所と行き方を紹介します。 DATA 2003年10月
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