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築300年程の藁葺の農家を改造した店で,郷土料理を

小野 歳夫

これから紹介するおつう工房は、平成9年頃にオープンした店です。店と言うのも、少し語弊があるかも知れません。と言うのも新しさを売り物にしているわけではなく、築300年程の藁葺の農家を改造したところが店になっていますから。
 場所は,岡山県北の大原町です。と言っても分かりにくいと思います。剣豪の「宮本武蔵」生誕の地と言えば、分かるのではないでしょうか。

「おつう工房」は、宮本武蔵の生家に近いところにあり、郷土料理を食べさせてくれる店です。
大原町の特産品は黒豆で、その他に農家でよく作る作物(芋、ゴボウ、ねぎ)を活かして郷土料理のメニュー(12品目)にしています。

味は、食材の良さを活かして素朴な味のものが多いですが、十分においしいものばかりです。丁度今は実りの秋なのも幸いでした。
12品目の中で覚えているものを紹介すると(注:1999年10月の情報です)
  •  食前酒(梅酒ベースの黒豆酢入り)
  •  つきだし(黒豆の枝豆など2点)
  •  煮物(カボチャ、ごぼうなど)
  •  親子まんじゅう(黒豆と里芋を混ぜて揚げたもの)
  •  茶碗むし(黒豆の豆乳ベース)
  •  天麩羅(芋、食用菊、よもぎなど)
  •  武蔵うどん
  •  味噌汁
  •  ご飯(新米のささにしき)
  •  香の物
  •  黒豆のアイス(コクがあっておいしい)
  •  黒豆コーヒー(かなりコーヒーに近い味)
一品の量は、大したことないですが、全部食べると腹一杯になります。
ご飯はお代わり自由ですから。値段は、これだけ付いて2500円です。

ここの良さは味もさることながら、昔の「おつう」さんが、心をこめてもてなしてくれる事と藁葺の農家の座敷で食べる雰囲気ではないかと思います。
ここは予約制です。連絡は、電話:08687−8−3051まで。

 もうお気付きのことと思いますが、店の名前の由来は、宮本武蔵の恋人のお通さんから取ったものです。ここに働いている、昔のおつうさんは、この近所の普通の農家のおばさん達です。だから、商売気のない暖かいもてなしと感じたのかも知れません。ここには、居心地が良かったので2時間いました。

なお,この周りには、温泉がたくさんあります。簡単に紹介しますと

  •  クワハウス武蔵温泉
     うる覚えですがこのような名前だったと思います。ここで入浴したことはありません。おつう工房から非常に近いです。たぶん1キロぐらいでしょう。
     ここは、おつう工房への目印になるかも知れません。武蔵の生家もすぐ傍にあります。

  •  黄金温泉
     西粟倉村にある温泉です。おつう工房から15分程度です。なんでこの名前がついて いるのか不明です。中は普通の温泉としか見えません。ロビーが狭く、休憩室を予約しないと苦しいです。

     温泉ではありませんが、東粟倉村にベルピールという見晴らしのいい所があります。 頂上には凱旋門風の大きなベルハウスがあります。天気が良ければ、粟倉村をはじめ 中国山地が見えます。また、オルゴール館もあります。黄金温泉と同じぐらいの距離です。

  • 鷺(さぎ)湯温泉(湯郷温泉)
     美作(みまさか)三湯の一つです。今年4月にオープンしたばかりです。温泉の季節か、人が多かったです。
     おつう工房から30分程度です。
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