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注文してからご飯を炊く寿司(てこねずし) (1)
三重県の志摩地方に『てこねずし』という郷土料理があります。この『てこねずし』ですが、お客が注文してからご飯を炊くお店があるのです。「せっかくの旅だから多くの観光地を回りたい」、「出来るだけ長くバイクに乗っていたい」という気持ちはあるでしょうが、ツーリングの時ぐらい日常生活と違って、ゆっくりと時間を過ごしてみませんか。そして、『てこねずし』は伊勢・志摩地方なら何処でも食べられますが、やはりここはこだわって発祥の地といわれる三重県志摩町で食べてみてはいかがでしょう。『てこねずし』(中身の写真は、次ページ)は、志摩町和具が発祥の地といわれ、漁師が沖で漁をしているときに、忙しいので魚とご飯、醤油を手でこねて食べるようになったものが始まりと言われているそうです。なお、『てこねずし』の由来はこちらに書かれてあります。 ![]() お店は、三重県志摩郡志摩町にある『権四郎』です。一見喫茶店に見えますが、中もしっかり喫茶店風ですから、事前に職場関係の三重県に詳しい人から聞いていなければ入らなかったかもしれません。なお、その人の話しでは、何代にも渡りこの地で住んできた家系で、『てこねずし』に使うカツオも工夫がしてあるそうです。『てこねずし』は、元々郷土料理といっても家庭料理として親しまれてきたものなので、この地に長く住んでいる人が作るものがより郷土料理に近いと言えるのではないでしょうか。 なお、場所は、三重県志摩郡志摩町布施田で、志摩町和具の隣になります。国道260号線を走っていると「布施田」と書かれてある交差点があり、そこを海(熊野灘側)の方向へ曲がり、道なりに走ると看板があるので分かると思います。目印は、三重交通バスの「布施田」停留所です。 お店に入り、『てこねずし』(1200円)を注文すると、「私どもは注文を受けてからご飯を炊きますので、時間がかかりますがよろしいですか?」と聞かれました。事前に時間がかかることを知っていたので、ふたつ返事で「はい。けっこうです。」と答え調理が出来る(ご飯が炊ける)のを待つことにしました。そして、どのくらいの時間を待ったのでしょうか、いよいよ出来たて(炊きたて)のてこねずしとご対面です。せっかちな人には向きませんが、 DATA 2001年10月
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