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なんよツーリング Report (28)

夢限界R 小 野

豊浜SA

17時40分到着。南国SA−豊浜SA間の61Kmを約50分で走っていた。平均時速にすると、約73キロだ。「やはり、片側1車線の高速道路ではクルマの流れについて行くしかなく、平均速度も上がらないなぁ」と感じた。

 ここでは、時間調整とトイレ休憩だけの予定だ。すでに、土産物は森の国ホテルで買っていた。

 この豊浜SAは、高松自動車道および松山自動車道の中で最大のSAだけに、駐車しているクルマも多く、レジ袋に沢山の土産物を入れてクルマに戻る人の姿が目立った。

 ここで時間調整をし過ぎて、フェリーに乗り遅れたら洒落にならないので、10分程の余裕を見込んで出発した。


高松自動車道

 高松自動車道は、讃岐平野を横断するように造られているため、ほとんど高低差がないのが特徴である。また、直線区間も長い。このため、最高速度テストなどをするには、おあつらえ向きと言えなくもない。

 実は、昨年この区間でアクセルを全開にしたことがある。最高速度は、制限速度の2倍に少し届かなかったぐらいで、古いバイクだが、まだまだ現役十分と気を良くしたものだ。

 今回は、時間的に余裕があるのと、全開にしたら置いて行かれるのは自分だという事が分かっていたので、クルマの流れで走る。豊浜SA−善通寺IC間は普通に走っても15分程度だ。

 讃岐富士と呼ばれるおむすびのような形をした飯野山が見えて、善通寺ICが近いことを知る。西谷君の年代物のKATANAが、高速走行に耐えられるか少し不安があったが、何事もなくて良かった。


丸亀市街地(リトラクタブルライト)

 善通寺ICを降りて、丸亀港に急ぐ。ここから丸亀港までの市街コースは、何度も通っているのだが、「間違えるのではないか?」とプレッシャーがかかる。今まで、ここで路頭に迷うような間違え方はしていないが、予定の所を外したことは何度がある。

 陽は落ちているがまだ明るいので、目印となる建物でターニングポイントを確認して予定コースに乗る。「ノープロブレム」と思っていたら、西谷君が何か叫んでいる。「何だ?」と思い、彼の方を見ると、手でライトの上側を叩いている。最初、彼のしている意味が分からなかったが、KATANAのライトを見て分かった。

 ライトが収納されたままで点灯しているのだ。リトラクタブルライトの隙間から光が洩れており、フロントカウル回りが提灯(ちょうちん)のように薄明るく光っていた。一瞬、停まって直すことも考えたが、ライトバッシングの効果があったらしくライジングライトになった。「やれ、やれ、疲れるバイクだ!」。

 その後、さぬき浜街道を通り丸亀港に着くまで、KATANAのライトは勝手にお休みすることなく点灯していた。
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