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なんよツーリング Report (6)
滑床渓谷の夕暮れチェックインは17時。ホテルの中は、外観に劣らずシックで落ち着いた雰囲気を漂わせていた。「う〜ん,いい感じだ!」。部屋に入り軽装に着替えてやっと落ち着く。夕食は18時なので、まだ少し間があった。この時間を利用して、滑床渓谷を見に行こうと2人を誘うが乗ってこない。それなら「オジサン1人で行くわ」と出かけることにした。 来る時に見た吊り橋を渡り、渓流沿いの道を上って行くと万年橋が出てきた。橋の近くに案内標識があり、それによると、この渓谷沿いに2Km近く遊歩道が整備されているらしかった。また、橋の近くには入山記録を取るスタンド台があった。どうやら、この周辺の山々は遭難もあるほど深いようだ。 「遭難するほど入る時間はないよ」と思いつつ上って行く。道はコンクリート舗装されて歩きやい。すでに陽は深い山に隠れていたが、空はまだ明るく、渓谷の緑の森が白い岩の上を流れる清流を際立たせていた。「う〜ん、美しい渓谷だ!。あいつら、こんな景色を見逃すなんて勿体ないなぁ」。 夜 会夕食に間に合うようにホテルに帰り着く。「今日は洋食コースだ」と思いながら、楽しみにみんなでレストランに行く。ウェイターに案内されて席に着く。レストラン内は少し照明を落としてなかなかの雰囲気だ。「これで、窓際の席なら申し分なないんだが入口近くの通路側ではなぁ」と諦めていたら、窓際の席が空いたのですかさずゲットする。この3人、本来アルコール類はいらないくらいであるが、雰囲気もいいし旅にきているんだいう解放感もあってビールとワインをオーダーし、夕食と呼ぶには恐れ多い豪華なディナーが始まった。 お品書きが最初に出てきて、後は一皿出るごとに料理の説明をしてくれる。その時には、みんな分かったような顔をしていたが、本当は食べたことがないようなものばかりだった。味の方は文句なく美味しかった。 バイクや旅の話しに、いつもとは違って静かに少しづつ盛り上がって行く。窓の外には、豆球に彩られた光りの吊り橋が明るく見えてきた。さっきまで、山の稜線を美しく見せていたコバルトブルーの空はより深くなり、星が一つきらめいていた。 「ああ、今日は来て良かったなぁ」と、吊り橋に揺られながら思った。「でも、何で?吊り橋の上にいるのだろう?」。 |
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