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なんよツーリング Report (5)

夢限界R 小 野

おさかな館

 新しい道はR381号線だった。「300番台と400番台のギャップは大きいなぁ」と感じる。松野町に向けて5Kmほど走ると、道沿いにパンフレットで覚えた建物が見えてきた。「あれが虹の森公園かなぁ?。ツーリングマップと位置関係が少し違うなぁ」と思いながら、探す手間の省けたことを喜ぶ。

 虹の森公園は、松野町の広見川沿いの河川を公園整備すると共に、四万十川の自然を再現した淡水水族館と産地特産品店とガラス工房を併設したものだ。平成9年4月にオープンしたばかりで、売りは四万十川の自然がパノラミックに学べるという「おさかな館」だ。

 田舎の水族館で800円の入館料は「高いなぁ〜」と思いながら入ることにした。だが、なかなかどうして、各水槽に再現された四万十川の生態は、ミニ海遊館風の立派なものばかりで感心させられる。それに、ガラスのトンネルから魚を鑑賞できる水槽もあるらしい。

 「あの大きな水槽がそうだろう」と思って通路に立つと、少し様子が違う。「どうして通路の断面が4分の1の扇型なの?。なぜ、壁側に鏡をずっ〜と貼っているの?。あのパンフレットの写真はここではないの?。でも、もうすぐ先は出口だけど」と思って出口に目を移した時、トンネルになった水槽が見えた。それは、鏡に映った扇型が半円になっていたのだ。「う〜ん、凄いというかセコイというべきか」。


森の国ホテル

 最後の目的地である滑床渓谷を目指しておさかな館を後にする。時刻は16時30分で陽はまだ高いが、早めに宿を確認ておきたかったのと、滑床渓谷を今日見ておきたかったからだ。

 ホテルへの道は、おさかな館で確認していたし、案内標識も充実していたので不安はなかった。ただ、滑床渓谷に近づくにつれて渓流沿いの道がどんどん細くなっても、なかなかホテルが出ないことに遠さを感じた。

 そんな時、林を通して陽に照らされた赤い屋根が目に飛び込んできた。「わぁお!あれが今日泊まる森の国ホテル?」。まるで、おとぎ話の中かスイスのホテルを連想させれるような建物。それが、見事なまでに回りの美しい景観とハーモニーを作っていた。おまけに、陽の影がホテルを立体的に見せていた。

 停車したすぐ目の前に吊り橋があり、これを通って行くのかと思ったが、石段になっておりロードバイクでは無理だった。目を凝らして見ると、玄関前にクルマが停まっているのが見えた。どうやら、もう少し先に橋があるようだ。

 走りだしてすぐに「万年橋」が出てきた。この橋の上流が、滑床渓谷になるらしい。橋を渡ったすぐ右手には、少し地味目ではあるが、スイスの別荘風の建物が見えた。「これが明日泊まる森の国ロッジだな」と思った。そして、すぐに隣の森の国ホテルに到着した。本日の走行距離は、326Kmだった。
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