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なんよツーリング Report (3)

夢限界R 小 野

海辺の道

 R378号線沿いの双海町道の駅に10時到着。ほぼ予定どおりだ。正面には瀬戸内海が広がって見え、ここがサンセットスポットであることを思い出した。今は晴れているが、視界はいま一つなので日没は見えるのだろうか?。

 ヤマハ主催のスタンプラリーの手帳を持って、今日1個目のスタンプをゲットする。外には何を意味するのか分からないが、西谷君似の等身大のモアイ像が3体、ガラス越しに物欲しそうにこちらを向いていた。

 20分ほど休憩して佐田岬を目指す。交通量の少ない2車線の快走路が、海のすぐ傍の海岸線に沿って長浜町まで続いていた。ここを走行中に「高波」という標識が何度も出てきた。最初、「高波地区は長いんだなぁ」と思っていたが、余りしつこく出るので、よくよく標識を見ると波マークも書いてあった。やっと「高波注意」のことなんだと分かる。

 リッターバイクに給油のため途中で停まる。この手前で、KATANAのスピードメーター・ケーブルが切れたらしい。「無理もない。3年の眠りから昨日めざめたばかりだ。後は、ヒビ割れたタイヤが心配だなぁ」。


原子力発電所

 海辺の道は、しだいに高度を上げながら、段々と細くなってゆく。東風脇で道が二手に別れた。右手の県道の方に入って行く。こちらの方が、海岸コースだからだ。

 完全1車線の道は、クネクネと曲がりながら西へ西へと続いていた。海岸コースを走ってはいても、鬱蒼(うっそう)と繁った木立に視界を遮られ、期待していたほど海は見えなかった。どちらかと言えば、山の中を走っている感じだ。送電線の鉄塔が見え隠れしながら、真っ直ぐ行く手の方に伸びていた。

 電線が道に近づき小さな岬を回った時、それは出現した。伊方(いかた)原子力発電所だ。四角や半球を組み合わせたような窓のない大きな発電施設は、未来的なものを感じさせるが、無言の恐ろしさも感じさせる。 「これって、放射線は洩れていないんだろうなぁ」。


メロディラインへの一歩

 九町越からメロディラインに入ろうとした時、角に「きらら館」という施設があったので入ることにした。ここも道の駅だが、四国電力が作ったビジターセンターで、目的は原子力発電のPRだ。さすが、お金がかかっているらしく、展示モデルは豊富で伊方発電所の見える展望台まであった。ただ、発電所のビューポイントという点では、さっき停まったところの方が上だ。

 腹も減ってきたので、もう一つの道の駅に向かうことにした。メロディラインは道はいいが、ネズミ取りもよくしていると聞いていたので、クルマと同じペースで走ったが、警察もライチタイムのためか取締りは無かった。

 道の駅「農業公園」は、大きな風力発電機の風車が、われわれを招くようにゆっくり回っていた。
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