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| Bike de ふらっと(Touring Memorial) >> ツーリングの思い出(ツーリング記) | |
ただ走るだけだったツーリングが...... (7)
タバコを吸おうとタバコを出し自分のZIPPOを探していると,彼もタバコをくわえ,彼のZIPPOに火を付けて先に私に差し出してくれた。年齢的には,私なんか遙かに下っ端なのに嫌みが全くない。それ以上にあまりにもさりげなく,それでいて自然な振る舞い。私を同じ位置で見ていてくれる。自分なりの持論である「趣味の中では,すべての人は横並び。」そのままである。年下であろうが,身分(仕事上のこと)関係なく同じ位置での視点で話すをそのまま行動に移していた。 彼の乗っているバイクは,お世辞にも新しい綺麗なバイクじゃないけど,非常に彼に似合っていた。と言うか,使い込まれたいい雰囲気が伝わってくる。話を聞くと,奈良県の生駒市から日本海の小浜市に魚を買いに行っての帰りだそうだ。バイクの後ろには発泡スチロールの大きな荷物が乗っていた。使い古された雰囲気の皮のサイドバックとともにいい雰囲気を出していた。けっして野暮ったく見えないのは贔屓目か。 しかし,「魚を買いに行こうと思い立ち。家を出るのが遅かったからこんなに真っ暗になってしまいました。家まで後3時間くらいですかね。ははは....。」には参った。まさにバイクは,道具である。 常々少年の頃の好奇心を持ち,それでいて肩肘張ることない年寄りになろうと思っている自分には,まさに自分の追い求めている姿のようにさえ感じられた。表現が悪く誤解を招くかも知れないけど,ポリシーもなく単に高価なバイクやお金をかけただけで自分を誇示するのではなく,あくまで自然体で道具としてバイクを見ていけるような人? そんな自然体の年寄り(失礼)でありたいと思う。 若いうち(私が若いかどうかは別にして)にいくらいきがってバイクを語っても彼のような雰囲気は出せないだろう。まさに年輪?のなせる技と言う感じだ。どれくらいの年月乗っているとか聞いていないけどそんなのはどうでもいい事だとさえ感じさせられた。 20年間以上バイクに乗っていると言ってもまだその域に達せていないのは,自分の不足のいたすところか。(^_^;) 彼との出会いがなければ,単に日帰りで長距離を走っただけのツーリングに終わったが,非常に意義あるツーリングとなった。タバコ1本吸うだけの時間しか話していないけど,非常に嬉しかった。そして,大きなお年玉と宿題をもらったような気分でもある。 |
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