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ふらっと,日帰り紀伊半島縦断 (2)

TO.

走り始めて2時間,奈良県の御所市を過ぎたあたりでぼちぼち本日の行き先を決めることにする。この時点でまだ行き先を決めていないのがソロツーリングのいいところ。

和歌山からフェリーで徳島に渡り,淡路島経由で神戸へ抜け帰るか,和歌山から紀伊半島に沿って時間の許す範囲で走れるだけ走り同じ道を帰るかと考えるが,外気温の上昇から体感温度も上がり,走っていても苦にならないのと,空を見上げれば雲一つない快晴。こんな日は,ワィンディングを満喫するのもいいかもと思い始める。出だしの「宇治川ライン」が霧で楽しめなかったし。そうなるともう頭の中では,「紀伊半島横断コース」が描かれていた。

国道24号線をしばし走り続け,奈良県の五條市より国道168号線に入り紀伊半島を抜けることにする。国道168号線は,紀伊半島の渓谷に沿って抜けた道なのでガソリンスタンドが少なく,燃費の悪い我がバイクは用心するに越したことはないので,念のためにガソリンを満タンにすることにする。

五條市から大塔村の道の駅まだの間は,2車線の中高速コーナーが連続して走りやすい道。しかも連休中にも関わらず交通量が少ない。「ああ,こちらのコースを選んで良かった!」と気分よく走れる。道の駅で休憩(喫煙タイム?)後は,オーバーパンツを脱ぎ,グローブも普通の皮のものに履き替える。この頃は,「小春日和」と言ってもおかしくない,とても11月の下旬とは思えないほどの気温だった。この時にZIPPO(オイルライター)のつきが悪かったのだが,オイルは3日前に入れていたので深く考えなかったが,この後私にとっては悲惨な出来事になるとは思いもしなかった。

谷瀬のつり橋道の駅を出ると徐々に道のコーナーはタイトになっていき,また所々で道幅も狭くなる。昔(約20年前),はじめてこの国道168号線を走ったときと比べると年々拡幅が進み,トンネルも増え走りやすくはなってはいる。この日は,交通量が少なく中低速コーナーも気分よく走れた。しばし走ると,谷瀬のつり橋に到着。

 このつり橋は,さすがにこのあたりの観光の目玉。相変わらず人が多かった。ただ,紅葉のシーズンが終わったためか,つり橋を渡る人の人数制限はしていなかった。年に1度は,この道を通るのと,今回は一人なのでつり橋を渡らなかったが,この日のようにお天気がよく風のない日は,つり橋を渡るのには最高の条件がそろっていた。しかし,あいかわらずつり橋の上で「きゃ〜恐い」と叫んでいる人がいる。確かに50mの高さで足下が見えるんだから恐いだろうけど,風が吹く日はもっと恐いのに。

 タバコを吸おうとするとZIPPOに火がつかない。なんと石がなくなったのだ。ZIPPOは,予備の石を入れておけるので予備の石をと思ったらなんと予備の石がない。気を取り直し,売店へ行き使い捨てライターを買おうとしたら,なんと見あたらない。とことんついていない。(^_^;)
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