■ 『地獄』と『極楽ヶ浜』

地蔵殿の横から順路の案内矢印に進むと、荒涼とした風景が広がっています。そして、所々に小石を積んだ山や風車があり一種独特の世界を形成していました。
これらは、この地が観光地ではなく、霊場であり、信仰の地であることの証でもあるのでしょう。
順路に従い、進んでいくと、時折火山ガスの腐卵臭が鼻を突き、火山ガスや温泉の水蒸気が噴出している箇所があるから、「地獄」と呼ばれるのもうなずくところでもあります。
そして、宇曽利山湖へと進んでいくと、『賽の河原』、『極楽浜』と呼ばれるところがあります。
さしずめ観光地であれば、「うまく名付けたな」と言うところですが、霊場ということもありどことなく意味ありげに考えてしまう。
■ 宇曽利山湖

湖畔に立つと、透明度が高く、エメラルドグリーンの水を静かにたたえた宇曽利山湖の湖底からもイオウ成分が噴出しているのでしょうか、黄色くなっている部分が見て取れます。
こんな湖を見たのは初めてかも知れません。変な例えですが、沖縄で見た海の色に近い色で、北の地にいることを忘れてしまいそうでした。
本殿の方へと順路に従い進むと、『地獄』と呼ばれる火山ガスが噴出しているところが沢山ありました。
湖畔から再び高台へと戻ると、最初の順路と異なり緑(木々)も増えてきて、遠くに見える宇曽利山湖との組み合わせで、少し『地獄』の印象も異なってきました。
グルッと約1時間かけて回り、総門まで帰ってきました。そろそろ本日のメインとなる大間へ向けて出発したいところなのですが、先ほどの温泉(古滝の湯)から見て参道の反対に位置する『薬師の湯』が気になって仕方ありません。
「まあ、後のことは何とかなるでしょう!」と、時間を気にはするものの、『薬師の湯』に入るため総門から再び山門を抜け戻ってしまいました(^^ゞ