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2003北海道一周・早周りツーリング (48)
■ 復活! 先ほどの新聞配達の女性が帰ってこられ、「聞いてあげたけど『持っていない』という返事ばかりだったけど、他にも聞いてきてあげるから諦めないで」と言って下さいました。その気持ちだけでも嬉しいので、「これ以上ご迷惑をおかけできないので、ガソリンスタンドが開く頃になったら歩いて借りに行きます」と話していたとき、1台の車が目の目を通りました。「あっ、あの人は近所の人で車に詳しいから持っているかも」と、勢いよく自転車でその車を追いかけてくれました。 そして、5分後にはブースターケーブルを持った先ほどの車の人と一緒に帰ってこられ、その人の車と私のVmaxをブースターケーブルでつなぐと、「タタタッ」と燃料ポンプがキャブレターにガソリンを送る音がしました。この音が終わると、セルボタンを押す。いつもなら当たり前の動作も、祈るような気持ちでしたが「バババン」と勢いよくエンジンがスタート。さすがにこの時は嬉しくて飛び上がりたい気持ちになりました。 お二人に丁重にお礼を言い、荷物を積んでスタート!と行きたい気持ちを抑え、充電を促進するためにヘッドライトの配線を外し、その後各部のチェック。はたしてバッテリーの電圧が何処まで回復するかが不明なので、目的地を変更して大きな町へ行き新品のバッテリーを探すか?、あるいはブースターケーブルを何処かで購入するかと悩みましたが、とりあえず国道238号線を100kmほどエンジンを止めずに走って充電することに決定。 ■ ひたすら北へ! とにかく走り続けてバッテリーの回復を待たなければいけないので、バイクを止めることができない。朝食も取らずひたすら宗谷岬を目指して走り続けました。なお、ガソリン給油の時にはバイクを止めることになりますが、その時にはガソリンスタンドでブースターケーブルを借りられるので、とにかく一定距離を走ることだけに専念。100kmほど走って、下り坂を見つけたので、思い切ってエンジンストップ。ここまで走って充電も一定程度は完了しているので、下り坂なら勢いもつけられるので、バッテリーの回復度合いをチェックすることに。 祈るような気持ちでセルボタンを押すと、「先ほどのバッテリーあがりは何だったの?」というほど、何事もなかったように勢いよくセルが回りました。もしこの時、セルが回らないようなら宗谷岬は諦めUターンして旭川市を目指すつもりでした。興部から宗谷岬までの国道238号線(オホーツクライン)はどちらかというと単調な道でしたが、バッテリーのこともあり、ハラハラ、ドキドキでのライディングでしたから違った意味で印象深い道として思い出の中に残るでしょう(笑)。 |
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