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クシタニ「パワーマックスブーツ」(K4500)インプレッション

6. ライディングブーツに求められるものは、履き心地もさることながら、万が一の時のプロテクションでしょう。革で覆われていれば安全というわけではなく、転倒時に路面にぶつけたりして起こりうる衝撃から足を守ってくれなければ高いお金を出す意味がありません。

『K4500』を選んだ理由の一つに、実際にレースで使用されていることもあります。つまり、レースでは転倒が避けられないため、転倒時に打ちやすい場所には衝撃吸収のためのプロテクター(Kフォーム)が入れられてあるからです。もちろんツーリング用といわれるものでもプロテクターは入っていますが、製品の使用用途からレース用の方がより多く(広く)入っているというのも私がレーシングブーツをツーリングに使っている理由の一つなのです。

Kフォームは、衝撃吸収のためのものなので、事故で車やバイクの下敷きになり挟まれたなどの場合には効果はないでしょうが、転倒時など普通の衝撃には効果を発揮してくれるでしょうから、衝撃から守る機能と運動性の両立面からいけば、高いバランスにあると思います。

その他、要望点など感じたこと

1. 『K4500』はレーシングブーツなので、つま先横とフクラハギ外側の『センサー』は、ベルクロで取り外しができるようになっており、取り外ことができますが、取り外した場合はベルクロ部が残るので見た目には格好いいとは言い難いように思います。

このセンサーに関しては、以前から使っていたブーツにもこれが付いていましたが、特に邪魔になるものではないのと、Vmaxの場合バンク角(コーナーリング時の傾斜角)が浅いので付けたまま使用していました。しかし、外す人もいるでしょうから、下地(ザイロン)と同じ素材で薄いカバー的なものがあればなおいいとは思います。ツーリングでは、無くても支障がありませんからね。

2. イージーオーダーで「ふくらはぎのサイズ」と「色の組み合わせ」に対応していますが、女性ライダーの多くが悩んでいる足つき性の改善のため、かかと(靴底)の高さがオーダーできるとなお良いと思います。

3. 余談ですが、1のところでも書きましたが、「センサーはいらない!」という人もいるでしょうし、ツーリングユースで考えると、バイクを降りて歩くことも多くなるので、靴底をもう少し厚めにした「ツーリング専用モデル」があるといいでしょうね。

最後に

レーシングブーツをツーリングに使用することは、ライディング重視のブーツだから何ら問題がありません。年齢層が高くなると、色合いなどが派手目になるレーシングブーツは敬遠されがちになるのですが、ブラックタイプですとシックなデザイン(あくまで私の主観)で受け入れやすいのではないかと思います。

また、『K4500』のブラックタイプは、写真のように裾を外に出すと、Gパン(写真は、カントリージーンズ)にもあわせやすいので違和感は少ない(つま先のセンサーは不要?)と思います。

『K4500』の最終的な評価は、バイクを降りて観光地を歩くことが多い人には向きませんが、ライディングを楽しむ(スピードを出すという意味ではなく、バイクを操るという意味)ことがメインの人には、一つの選択肢に入れてもいいと思います。

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※ 注:本文は、2003年10月時点で情報を整理したものです。
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