春の訪れを告げる花、座禅草
春の訪れをみなさんは何で感じるでしょうか。「春一番」、あるいは「梅」と言う人もいるでしょうね。梅が満開になり、三寒四温の今日この頃ですが、雪解けとともに春を告げる花に『座禅草(ザゼンソウ)』があります。2、3月のうちから咲き始めますので、ご紹介する時期が遅れてしまいましたが、全国で考えるとまだ間に合うところもたくさんありますので座禅草の自生地の南限の状況をご紹介したいと思います。
座禅草は,褐色(個体によっては黄緑)の仏炎苞(ぶつえんほう)の中に花茎があり、どちらかと言えば地味な花です。形が『水芭蕉(ミズバショウ)』に似ているので勘違いをする人も多いようですが、山の湿原,谷川のほとり,林の下に生えるサトイモ科の植物です。直径2cm〜4cmの黄色の花軸を長さ10cm〜20cm程度の赤紫色の花が包み込んだ姿をしており,その名の由来は「僧侶が堂の中で座禅をしている姿」になぞらえたものだそうです。
写真を見るとオフロード車で山深く入っていかなければ見られないような感じを受けますが,じつはこの写真は滋賀県高島郡高島市(旧今津町)の住宅地の中で3月上旬に撮ったものです。この時で、ほとんどの花が咲いていました。今年は急に暖かくなっていませんので3月中旬ですとまだ見ることはできます。
滋賀県高島市(旧今津町)の弘川地区の約5000m2 の湿地帯の座禅草は、昭和61年に環境庁の「自然環境保全基礎調査」の特定群落に選定されたことから滋賀県自然環境保全条例でも守られており、群生地自体の広さは大きくないのですが、竹林の中の木道を歩きながら、花の姿をじっくり見ることができる静かな場所です。住宅地の中ですからオンロード車でも苦労せずに見に行けます。
この弘川地区が「座禅草の自生地の南限」と言われておりますので、まだ間に合うところはたくさんあると思います。調べましたところ、群馬県片品村・宮城村、栃木県大田原市、長野県白馬村・大町市・諏訪市などでも見られるそうです。
高地ですと4月下旬でも見られると思います。私は一昨年4月下旬に岐阜県大野郡高鷲村の蛭ヶ野高原(北方湿原の南限)で見ております。あまり知られていない花を探す旅などもおもしろいと思います。バイク乗りは「人と同じじゃイヤ!」と言う『あまのじゃく』が多いのでいかがでしょうか。(笑)
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